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JR土讃線 安和駅
今年のベスト駅です。
といっても訪問したのは1月2日なんですけどね。
前日に宿泊したホテルを5:30にチェックアウトし徒歩で新神戸駅へ向かいます。
まずは下り始発の6:13発みずほ601号で新神戸を後にし、岡山で7:08発の南風1号に乗り換え、高知県の須崎に向かいます。




須崎着は10:30なのでここで少し時間をつぶし、11:11発の下りでさらに2駅先の安和を目指します。
須崎の時点でかなり海に近いのですが、それでも須崎駅から歩いて海まで行くにはちょっと距離があるかな……という距離感。それからいくつかトンネルをくぐり、「海というより山だねぇ」的な景観が続きます。
それがまたひとつトンネルをくぐった途端、パッと視界が開け、360度とは言いませんが、180度の大パノラマが目に飛び込んできました。
いや、事前にね、ある程度は情報を仕入れているわけですよ。
だからこそ安和に行こうと思ったわけで。

それでもこれは想像以上というか、斜め上というか、一言でいって「圧巻」というやつです。
なにが凄いって、写真や車窓と違って、実際の駅には「音がある」んですよ。
列車を降りた途端、まだディーゼルのエンジン音が響くなか、それすらかき消すかのような潮騒。
列車が発車し、山の向こうに消えていった以降は、まさに「寄せては返す波の音しかしない空間」です。
真冬の1月2日というのも良かったのかもしれませんが、とにかく周囲には人っ子一人いないし、大きな道路が並走しているわけでもないので車の騒音もしません。
ただただ波の音が繰り返し聞こえてくるという、「音の絶景」に驚かされます。
これに視覚が加わり、イメージはさらに鮮烈の度を増します。
常々、ローカル駅の存在感を高める大事な要素に、「隔絶」があると思うんですよ。
安和駅の場合、別段「秘境駅」というわけでもないんですが、180度の海以外は、背後に控える山と里、それと若干の道路標識くらいしか見えません。駅の前後を挟み込むようにそびえる山とトンネルによって、そうした「視覚的な雑音」が完全にシャットアウトされているのです。
そんなわけで、自分がこの駅にいた11:18から13:21までの約2時間、まったく退屈することなく駅の風情に身を任せることができました。

2時間あるんだから大抵なんでもできますが、何かの参考に自分の場合を紹介しておきます。
降車直後に海と列車を絡めた写真を撮っておきます。駅撮りですが、それでいいんです。

次に、途中の高知駅のホームで買っておいた駅弁を開けます。

誰もいない駅のベンチに座り、海を見ながら頂く「かつおのたたき弁当」は格別でした。

それからおもむろに周囲を散策します。海側は後回しにして先に里側を探索し、駅前の風情を確認します。これはどこの駅にいっても同じですね。
次にどんな視界なのか、山側にわけ入ってみます。

冬の時分で光線が低く高知側の山からでは逆光になるため、このときは窪川側の山に登ってみました。どちらも十分な高さがありますので、高知側の山でもすばらしい見晴しが得られると思います。
ちょうど上りの普通列車が通ったので、後追いですが一枚。

次に海の方へ降りてみます。

鳥取県沿岸の砂浜はきめの細かい海砂で鳥取砂丘と同じ感じなんですが、ここでは砂の様相が全然違いますね。なんだか「小さな玉砂利」という感じで、熱帯魚の水槽の底に敷いてある小石みたいです。色も材質も色々で、きれいなものを拾っていると時間がすぐに経ってしまいます。
そうこうしているうちに、下りの特急が通過したので、これも一枚。

玉砂利や貝殻を拾ったり、堤防を端から端まで歩いたり、岬の岩場を靴が濡れないようにジャンプしながら探索したりと、海側は時間いっぱい楽しめます。



シーズン的に海の色が「冬の色」だったのが心残りですが、いつかもう一度来ることがあったら、夏の太陽が強いときに来てみたいですね。
といっても訪問したのは1月2日なんですけどね。
前日に宿泊したホテルを5:30にチェックアウトし徒歩で新神戸駅へ向かいます。
まずは下り始発の6:13発みずほ601号で新神戸を後にし、岡山で7:08発の南風1号に乗り換え、高知県の須崎に向かいます。




須崎着は10:30なのでここで少し時間をつぶし、11:11発の下りでさらに2駅先の安和を目指します。
須崎の時点でかなり海に近いのですが、それでも須崎駅から歩いて海まで行くにはちょっと距離があるかな……という距離感。それからいくつかトンネルをくぐり、「海というより山だねぇ」的な景観が続きます。
それがまたひとつトンネルをくぐった途端、パッと視界が開け、360度とは言いませんが、180度の大パノラマが目に飛び込んできました。
いや、事前にね、ある程度は情報を仕入れているわけですよ。
だからこそ安和に行こうと思ったわけで。

それでもこれは想像以上というか、斜め上というか、一言でいって「圧巻」というやつです。
なにが凄いって、写真や車窓と違って、実際の駅には「音がある」んですよ。
列車を降りた途端、まだディーゼルのエンジン音が響くなか、それすらかき消すかのような潮騒。
列車が発車し、山の向こうに消えていった以降は、まさに「寄せては返す波の音しかしない空間」です。
真冬の1月2日というのも良かったのかもしれませんが、とにかく周囲には人っ子一人いないし、大きな道路が並走しているわけでもないので車の騒音もしません。
ただただ波の音が繰り返し聞こえてくるという、「音の絶景」に驚かされます。
これに視覚が加わり、イメージはさらに鮮烈の度を増します。
常々、ローカル駅の存在感を高める大事な要素に、「隔絶」があると思うんですよ。
安和駅の場合、別段「秘境駅」というわけでもないんですが、180度の海以外は、背後に控える山と里、それと若干の道路標識くらいしか見えません。駅の前後を挟み込むようにそびえる山とトンネルによって、そうした「視覚的な雑音」が完全にシャットアウトされているのです。
そんなわけで、自分がこの駅にいた11:18から13:21までの約2時間、まったく退屈することなく駅の風情に身を任せることができました。

2時間あるんだから大抵なんでもできますが、何かの参考に自分の場合を紹介しておきます。
降車直後に海と列車を絡めた写真を撮っておきます。駅撮りですが、それでいいんです。

次に、途中の高知駅のホームで買っておいた駅弁を開けます。

誰もいない駅のベンチに座り、海を見ながら頂く「かつおのたたき弁当」は格別でした。

それからおもむろに周囲を散策します。海側は後回しにして先に里側を探索し、駅前の風情を確認します。これはどこの駅にいっても同じですね。
次にどんな視界なのか、山側にわけ入ってみます。

冬の時分で光線が低く高知側の山からでは逆光になるため、このときは窪川側の山に登ってみました。どちらも十分な高さがありますので、高知側の山でもすばらしい見晴しが得られると思います。
ちょうど上りの普通列車が通ったので、後追いですが一枚。

次に海の方へ降りてみます。

鳥取県沿岸の砂浜はきめの細かい海砂で鳥取砂丘と同じ感じなんですが、ここでは砂の様相が全然違いますね。なんだか「小さな玉砂利」という感じで、熱帯魚の水槽の底に敷いてある小石みたいです。色も材質も色々で、きれいなものを拾っていると時間がすぐに経ってしまいます。
そうこうしているうちに、下りの特急が通過したので、これも一枚。

玉砂利や貝殻を拾ったり、堤防を端から端まで歩いたり、岬の岩場を靴が濡れないようにジャンプしながら探索したりと、海側は時間いっぱい楽しめます。



シーズン的に海の色が「冬の色」だったのが心残りですが、いつかもう一度来ることがあったら、夏の太陽が強いときに来てみたいですね。
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一畑の春
元南海ズームカー3000系の去就が気になり、久しぶりに一畑電車に乗ってきました。
前回は同じく菜の花の季節に写真を撮りにきたのですが、結局乗らなかったんですよね。
今回は写真よりもズームカーの方が気になったので、一日乗り放題切符を購入してきちっと乗ってきました。
そうはいっても写真は明るいうちしか撮れないので、まずは高浜-遙堪間の粟津稲荷神社に行き、そこで2,3本ほど列車を撮ることにします。



そのあと近くの踏切で撮影した後、車で近くの鉄橋に移動しましたが、そのころにはもうかなり陽が傾いていて、あまりいい状況ではなかったです。



ということで、撮影はここらでサクッとあきらめ、川跡駅に移動し、北松江線をブラブラします。伊野灘、布崎、秋鹿町、長江と、前から気になってた駅を中心に、上下線をうまく使って乗り降りしました。









特に印象に残ったのは長江駅ですね。海の見える駅は多いですが、湖が印象的に見える駅というのはとても少ないんじゃないでしょうか。
pm2.5でかなり霞んでたうえに、だいぶ暗くなっていたのですが、それでも高い位置から宍道湖が見下ろせる駅というのはいいものですね。
そんなわけで、あまり長い時間はいなかったんですが、2100系(クリーム色、ご縁電車色)、3000系(南海色、一畑色)とバラエティーに富んだ列車に乗ることができました。
個人的には、配色がピーボくんみたいな3000系一畑色が一番好きです。
あと、個人的に気になったのが、駅名板が順次新しいものに変えられている点でしょうか。
前のカスカスにかすれてしまっている駅名板が好きだったのですが、じわじわと近代化の波が押し寄せているように思います。特に一畑口駅の近代化はヤバいような気がします。ちょっと前まではまれに見る「味のある駅」だったのですが、どんどん「普通の駅」化が進んでおり、北条鉄道と同じような危機感があります。
これも出雲大社の遷宮パワーでしょうか。
前回は同じく菜の花の季節に写真を撮りにきたのですが、結局乗らなかったんですよね。
今回は写真よりもズームカーの方が気になったので、一日乗り放題切符を購入してきちっと乗ってきました。
そうはいっても写真は明るいうちしか撮れないので、まずは高浜-遙堪間の粟津稲荷神社に行き、そこで2,3本ほど列車を撮ることにします。



そのあと近くの踏切で撮影した後、車で近くの鉄橋に移動しましたが、そのころにはもうかなり陽が傾いていて、あまりいい状況ではなかったです。



ということで、撮影はここらでサクッとあきらめ、川跡駅に移動し、北松江線をブラブラします。伊野灘、布崎、秋鹿町、長江と、前から気になってた駅を中心に、上下線をうまく使って乗り降りしました。









特に印象に残ったのは長江駅ですね。海の見える駅は多いですが、湖が印象的に見える駅というのはとても少ないんじゃないでしょうか。
pm2.5でかなり霞んでたうえに、だいぶ暗くなっていたのですが、それでも高い位置から宍道湖が見下ろせる駅というのはいいものですね。
そんなわけで、あまり長い時間はいなかったんですが、2100系(クリーム色、ご縁電車色)、3000系(南海色、一畑色)とバラエティーに富んだ列車に乗ることができました。
個人的には、配色がピーボくんみたいな3000系一畑色が一番好きです。
あと、個人的に気になったのが、駅名板が順次新しいものに変えられている点でしょうか。
前のカスカスにかすれてしまっている駅名板が好きだったのですが、じわじわと近代化の波が押し寄せているように思います。特に一畑口駅の近代化はヤバいような気がします。ちょっと前まではまれに見る「味のある駅」だったのですが、どんどん「普通の駅」化が進んでおり、北条鉄道と同じような危機感があります。
これも出雲大社の遷宮パワーでしょうか。
若桜鉄道と鉄コレ
毎年、春になると若桜鉄道に桜を見に行きたい衝動に駆られるんですが、仕事の都合や天候の按配もあり、なかなか実現できていませんでした。そんなわけで、ここ3年くらい遠ざかっていたんですが、今回、久しぶりに若桜駅まで行ってきました。
理由は鉄コレの限定販売です。鉄コレ第19弾の若桜鉄道WT3000形とシークレットのWT2500形が12日に単品バラ売りされるというので、当初の予定にはなかったのですが、急遽行くことにしました。一応、第19弾は通販で2箱確保していたのですが、残念ながらシークレットは入ってなかったので、これが最後のチャンスと勇んで出かけました。
確認したところ、準備数は3000形、2500形各200個の計400個で、購入できるのは一人2個までという状況に対し、整理券は100枚配布するとのことでしたので、とにかく整理券さえ入手できれば最悪でもシークレット2個は手に入る計算です。といっても、これは全員が2個ずつシークレットを購入した場合の極端な計算なので、実際には整理券がなくても買えそうではあったんですが、コミケその他のイベントで猛者どもに揉まれているので、そういう部分では手を抜かないという行動原理が体に染みついています。
前日に電話で確認したところでは、「11:00から販売」と告知しているものの、整理券は朝8:30から配布するとのことだったので、少し早めに家を出て9:30に現地に着きました。真っ先に若桜駅で整理券をもらいましたが、この時点で70番台でした。
とりあえず整理券は入手できたので、構内入場券を買ってC11や転車台の写真を撮り、下り列車の時間が近づいてきたのを見計らって車で沿線のポイントに向かいました。下調べしたうえでのガチの撮影ではないので、来るときなんとなく良さそうだと思ってみていた丹比-徳丸間の鉄橋へ行ってみました。時間的にじっくり構える余裕もなかったので、とりあえずこのときは鉄橋脇で2,3枚撮ってすぐ若桜駅に戻りました。



戻ってみると、販売開始の15分前でしたが、既に駅前にはすごい行列ができており、整理券を持ってる身にはそれほど影響はないのですが、困ったことに駐車場が全然みつかりません。朝来たときには少し離れていますが、道の駅若桜の駐車場が広くて良さそうだったのですが、この時にはもう飽和状態でした。仕方がないのでかなり遠い駐車場に停めて徒歩で若桜駅に向かいました。

着いたのは10:50でしたが、整理列の隣には11:00販売開始に合わせて現地入りした整理券未入手の列もあり、そちらの列もどんどん長くなっていきます。最初は整理券列でシークレットを購入し、後から一般列で3000形を買い足すというプランも持っていたのですが、この列を見て、ソッコーで諦めました。
この時点でポジションは整理券列のかなり後方なんですが、前の方で「ただ今をもって○○は完売しました~」とかいう詳細の全然聞こえないアナウンスがあり、一瞬固まりました。後で聞いてみたら、なんのことはない、完売したのはプラ製の展示ケースでした。一瞬ビビりましたがこれで一安心。20分後にやっと順番が回ってきて、なんとかシークレットを2箱購入できました。
その後、先ほどのリベンジもかねて再び鉄橋ポイントへ移動し、今度は無事、桜とからめて写真を撮ることができました。当初はこのまま帰るつもりだったのですが、若桜といえば定番のお土産、「弁天まんじゅう」を買って帰ろうと、もう一度、若桜の町へ戻ってきました。ここのまんじゅうはいつ来ても午後には売り切れているので、午前中ならと思いアタックしたところ、チャレンジ3度目にして初めて買うことができました。この時点でちょうど12時頃です。



ごく近くまで来たついでに、若桜駅にもう一度様子を見に行ったところ、この頃には列はすっかり解消していましたが、販売ブースにはまだ鉄コレの箱が残っており、商品もふた山に分けて積んでありました。シークレットが完売したあと、ノーマル品の山を二つにした可能性もありますが、ダメ元で聞いてみたところ、シークレットもまだ残っているとのことでしたので、これ幸いとグルグル回って10箱ほど買い増ししておきました。
そんなわけで、オタ系心理学に基づき早目に現地入りしたこと、田舎の牧歌的心性を見越してゆるーくアプローチしたことの両方がうまく作用し、期せずして上々の結果となりました。ガチでオタな客層は朝イチで列に並び、シークレットを上限数まで購入してそのまま次の行動へ移ってしまったでしょうし、沿線住民的な客層は現行モデルが1両あれば、整理券を持っていてもわざわざ割高(販売価格がノーマルの2倍)なシークレットなど購入しません。互いに行動原理の理解できない客層が混在するカオスなイベントにありがちな光景として、「あれだけの大行列&大混雑」でありながら「たかだか販売額が額面の2倍程度という良心価格のシークレットが売れ残ってる!」という頭のクラクラするような場面が展開していたのでした。
右2箱が通販で確保した分、左の1箱が本日入手したシークレットです。

手前がノーマルのWT3004(現行モデル)、奥がシークレットのWT2503(導入時)です。


WT2500形は赤青ラインのみのシンプルなデザインで、外形もライトが丸型2連となっているのが相違点です。
理由は鉄コレの限定販売です。鉄コレ第19弾の若桜鉄道WT3000形とシークレットのWT2500形が12日に単品バラ売りされるというので、当初の予定にはなかったのですが、急遽行くことにしました。一応、第19弾は通販で2箱確保していたのですが、残念ながらシークレットは入ってなかったので、これが最後のチャンスと勇んで出かけました。
確認したところ、準備数は3000形、2500形各200個の計400個で、購入できるのは一人2個までという状況に対し、整理券は100枚配布するとのことでしたので、とにかく整理券さえ入手できれば最悪でもシークレット2個は手に入る計算です。といっても、これは全員が2個ずつシークレットを購入した場合の極端な計算なので、実際には整理券がなくても買えそうではあったんですが、コミケその他のイベントで猛者どもに揉まれているので、そういう部分では手を抜かないという行動原理が体に染みついています。
前日に電話で確認したところでは、「11:00から販売」と告知しているものの、整理券は朝8:30から配布するとのことだったので、少し早めに家を出て9:30に現地に着きました。真っ先に若桜駅で整理券をもらいましたが、この時点で70番台でした。
とりあえず整理券は入手できたので、構内入場券を買ってC11や転車台の写真を撮り、下り列車の時間が近づいてきたのを見計らって車で沿線のポイントに向かいました。下調べしたうえでのガチの撮影ではないので、来るときなんとなく良さそうだと思ってみていた丹比-徳丸間の鉄橋へ行ってみました。時間的にじっくり構える余裕もなかったので、とりあえずこのときは鉄橋脇で2,3枚撮ってすぐ若桜駅に戻りました。



戻ってみると、販売開始の15分前でしたが、既に駅前にはすごい行列ができており、整理券を持ってる身にはそれほど影響はないのですが、困ったことに駐車場が全然みつかりません。朝来たときには少し離れていますが、道の駅若桜の駐車場が広くて良さそうだったのですが、この時にはもう飽和状態でした。仕方がないのでかなり遠い駐車場に停めて徒歩で若桜駅に向かいました。

着いたのは10:50でしたが、整理列の隣には11:00販売開始に合わせて現地入りした整理券未入手の列もあり、そちらの列もどんどん長くなっていきます。最初は整理券列でシークレットを購入し、後から一般列で3000形を買い足すというプランも持っていたのですが、この列を見て、ソッコーで諦めました。
この時点でポジションは整理券列のかなり後方なんですが、前の方で「ただ今をもって○○は完売しました~」とかいう詳細の全然聞こえないアナウンスがあり、一瞬固まりました。後で聞いてみたら、なんのことはない、完売したのはプラ製の展示ケースでした。一瞬ビビりましたがこれで一安心。20分後にやっと順番が回ってきて、なんとかシークレットを2箱購入できました。
その後、先ほどのリベンジもかねて再び鉄橋ポイントへ移動し、今度は無事、桜とからめて写真を撮ることができました。当初はこのまま帰るつもりだったのですが、若桜といえば定番のお土産、「弁天まんじゅう」を買って帰ろうと、もう一度、若桜の町へ戻ってきました。ここのまんじゅうはいつ来ても午後には売り切れているので、午前中ならと思いアタックしたところ、チャレンジ3度目にして初めて買うことができました。この時点でちょうど12時頃です。



ごく近くまで来たついでに、若桜駅にもう一度様子を見に行ったところ、この頃には列はすっかり解消していましたが、販売ブースにはまだ鉄コレの箱が残っており、商品もふた山に分けて積んでありました。シークレットが完売したあと、ノーマル品の山を二つにした可能性もありますが、ダメ元で聞いてみたところ、シークレットもまだ残っているとのことでしたので、これ幸いとグルグル回って10箱ほど買い増ししておきました。
そんなわけで、オタ系心理学に基づき早目に現地入りしたこと、田舎の牧歌的心性を見越してゆるーくアプローチしたことの両方がうまく作用し、期せずして上々の結果となりました。ガチでオタな客層は朝イチで列に並び、シークレットを上限数まで購入してそのまま次の行動へ移ってしまったでしょうし、沿線住民的な客層は現行モデルが1両あれば、整理券を持っていてもわざわざ割高(販売価格がノーマルの2倍)なシークレットなど購入しません。互いに行動原理の理解できない客層が混在するカオスなイベントにありがちな光景として、「あれだけの大行列&大混雑」でありながら「たかだか販売額が額面の2倍程度という良心価格のシークレットが売れ残ってる!」という頭のクラクラするような場面が展開していたのでした。
右2箱が通販で確保した分、左の1箱が本日入手したシークレットです。

手前がノーマルのWT3004(現行モデル)、奥がシークレットのWT2503(導入時)です。


WT2500形は赤青ラインのみのシンプルなデザインで、外形もライトが丸型2連となっているのが相違点です。
ハセガワ 1/700 戦艦日向
昨年末からプリンツ・オイゲンとリュッツォーをサフ吹きだけして絶賛放置プレイ中です。
せっかくのドイツ艦なのでバルティック・スキームで塗りたいんですが、マスキングや重ね塗りが面倒くさそうで手が止ってしまうんですよね。
そんなわけで、久方ぶりに日本艦の単色塗りに逃避したくなり、積んであったハセガワの日向に手をつけてしまいました。
フジミの特シリーズと被ってない艦で、そろそろ戦艦も作りたいなと思ったら、なんと日向くらいしか残ってないんですね。あらためて考えるとフジミの開発力にビックリです。
そんなわけで比較対象がハセガワの旧キットくらいしかないのですが、それでも非常に良くできたキットだと思います。船体パーツの左右分割が全盛だった時代の産物なので、そこらへんのパーツの接合に難しさはありますが、きちんとすり合わせを行なえば、精度自体は高いのでかっちりと組み上げることができます。
最近のフジミやアオシマを見慣れると、パーツの抜き方向の関係で側面のモールドが省略されているのが気になりますが、丸窓はピンバイスで簡単に再現できるので特に苦ではありません。うざったい「眉毛」モールドがない分、かえって自由に作業できますね。
戦艦の艦橋窓枠エッチング化は巡洋艦や駆逐艦に比べて交換する箇所や形状が複雑になるため、できればキットのままとしたかったんですが、ハセガワの窓枠は抜きテーパーがきつくかなり傾斜しているので、ついつい切り飛ばしてしまいました。後に引けなくなったので、手持ちのエッチングメッシュや汎用窓枠でなんとか工作しています。
個人的にディテールアップのためのエッチングは使わないというのがポリシーなんですが、伊勢型の場合は後檣のクロスツリーが面倒くさそうなので、今回はハセガワ純正のエッチングパーツを購入してみました。ついでに煙突周囲のトラス構造も買ってはみたのですが、サイズ的に前後方向でうまく収まらないのでこちらは泣く泣くポイしました。
一年前に作っていれば、これくらいの工作と出費で済んでいたんですが、最近の業界の細密化傾向はすさまじく、WLの共通武装パーツでは本体のディテールと釣り合いが取れない状況になっています。フジミが別格なだけでなく、WLの一角、アオシマがそっち路線に舵を切ってしまったので、静模協のWLシリーズであっても、こと武装に関してはある程度補ってやる必要が出てきました。
そうはいっても無限に金をかけるわけにもいかず、簡単に置き換え可能な武装関係のみ他所からパーツを持ってきました。具体的には、連装機銃がピットロードの新武装セット、連装高角砲がアオシマの香取型の不要パーツ×2です。香取型は香取、香椎の2隻でこのパーツが2個ずつ余るので、それをそっくり流用しました(鹿島の場合は余りは出ません)。香取型の連装高角砲は細かいモールドの入った雰囲気のよいパーツですが、抜き方向の関係で側面の補強リブが入っていませんので、細切りのプラ板でそれっぽく再現しておきました。
ディテールに関してはこのくらいにして、一度缶サフを全体に乗せた後、エアブラシによる吹きつけ塗装を行います。最初に木甲板部分をタンで下塗りし、構造物のフチなどにウッドブラウンで調子をつけますが、今回はウッドブラウンを強めに乗せてしまったので、かなり濃い色調になってます。甲板色が塗れたら、面相筆で木甲板モールド1本分の幅にランダムに近似色を入れ、「よく見たらスジっぽいのがあるな」とわかる程度に調子をつけます。
木甲板の塗り分けは、やるならやるでガチでやるのもアリですが、あまりやりすぎないのが上品に仕上げるコツだと思います(色と色の落差を小さくするのも効果的です)。
その後、木甲板部をマスキングして軍艦色2を吹きつけ、さらに喫水線部分を1mmほど残してマスクし、艦底色を吹きつけます。ここまでマスキング98%に塗装2%ぐらいの力配分です。
全体塗装ができたら、いつもどおり油彩のローアンバーをユルユルに溶いて全体に塗布し、綿棒を使ってふき取っていきます(当然ですが、この時点では、各種機銃、デリック、ダビット、後檣、旗竿など破損しそうなパーツは未接着です)。綿棒は汚れたらすぐ交換するようにしますので、戦艦一隻塗りあがるころには50本くらいは使っていると思います。
基本的には綿棒にシンナーを含ませず、油彩の伸びの良さを使って調子をつけながらふき取りますが、ブルワークのエッジなど、ピシッと出したいところは、綿棒にライターオイルを少量含ませ、ピンポイントでなぞるようにふき取ります。
ちなみに、ウォッシング用の溶剤はこれまでジッポーのライター用を使ってきましたが、前のが切れたため買いなおしたら主成分が変更されていました。100円ショップで売っているものが代用になると聞いたので、今回からそっちに変更しています(成分表に「石油精製ナフサ」等と書いてあれば使えます)。




ということで、一応完成です。
搭載機関係はそのうちまとめて作ることがあればそのときに。また、旗関係はキット同梱のシールがあまりに分厚いので、これも適当なものが入手でき次第、後日装備とします。
全体的な感想としては、やっぱり作業量が多く、重巡にくらべて工数が倍くらいかかりますね(特に窓枠とクロスツリー)。あと、地味に舷外電路の総延長が長く、プラストラクトの0.3mm角棒がかなり必要になります(ちなみに、エバーグリーンの0.5×0.25mm角棒だと舷窓のモールドに一部かかってしまうのと、舷側バルジの傾斜面に貼りつけた際のバランスが良くないので、プラパーツではプラストラクトの0.3mm角がベターだと思います)。そんなわけで買い置きのエッチングメッシュと0.3mm角棒をかなり消費してしまいました。
せっかくのドイツ艦なのでバルティック・スキームで塗りたいんですが、マスキングや重ね塗りが面倒くさそうで手が止ってしまうんですよね。
そんなわけで、久方ぶりに日本艦の単色塗りに逃避したくなり、積んであったハセガワの日向に手をつけてしまいました。
フジミの特シリーズと被ってない艦で、そろそろ戦艦も作りたいなと思ったら、なんと日向くらいしか残ってないんですね。あらためて考えるとフジミの開発力にビックリです。
そんなわけで比較対象がハセガワの旧キットくらいしかないのですが、それでも非常に良くできたキットだと思います。船体パーツの左右分割が全盛だった時代の産物なので、そこらへんのパーツの接合に難しさはありますが、きちんとすり合わせを行なえば、精度自体は高いのでかっちりと組み上げることができます。
最近のフジミやアオシマを見慣れると、パーツの抜き方向の関係で側面のモールドが省略されているのが気になりますが、丸窓はピンバイスで簡単に再現できるので特に苦ではありません。うざったい「眉毛」モールドがない分、かえって自由に作業できますね。
戦艦の艦橋窓枠エッチング化は巡洋艦や駆逐艦に比べて交換する箇所や形状が複雑になるため、できればキットのままとしたかったんですが、ハセガワの窓枠は抜きテーパーがきつくかなり傾斜しているので、ついつい切り飛ばしてしまいました。後に引けなくなったので、手持ちのエッチングメッシュや汎用窓枠でなんとか工作しています。
個人的にディテールアップのためのエッチングは使わないというのがポリシーなんですが、伊勢型の場合は後檣のクロスツリーが面倒くさそうなので、今回はハセガワ純正のエッチングパーツを購入してみました。ついでに煙突周囲のトラス構造も買ってはみたのですが、サイズ的に前後方向でうまく収まらないのでこちらは泣く泣くポイしました。
一年前に作っていれば、これくらいの工作と出費で済んでいたんですが、最近の業界の細密化傾向はすさまじく、WLの共通武装パーツでは本体のディテールと釣り合いが取れない状況になっています。フジミが別格なだけでなく、WLの一角、アオシマがそっち路線に舵を切ってしまったので、静模協のWLシリーズであっても、こと武装に関してはある程度補ってやる必要が出てきました。
そうはいっても無限に金をかけるわけにもいかず、簡単に置き換え可能な武装関係のみ他所からパーツを持ってきました。具体的には、連装機銃がピットロードの新武装セット、連装高角砲がアオシマの香取型の不要パーツ×2です。香取型は香取、香椎の2隻でこのパーツが2個ずつ余るので、それをそっくり流用しました(鹿島の場合は余りは出ません)。香取型の連装高角砲は細かいモールドの入った雰囲気のよいパーツですが、抜き方向の関係で側面の補強リブが入っていませんので、細切りのプラ板でそれっぽく再現しておきました。
ディテールに関してはこのくらいにして、一度缶サフを全体に乗せた後、エアブラシによる吹きつけ塗装を行います。最初に木甲板部分をタンで下塗りし、構造物のフチなどにウッドブラウンで調子をつけますが、今回はウッドブラウンを強めに乗せてしまったので、かなり濃い色調になってます。甲板色が塗れたら、面相筆で木甲板モールド1本分の幅にランダムに近似色を入れ、「よく見たらスジっぽいのがあるな」とわかる程度に調子をつけます。
木甲板の塗り分けは、やるならやるでガチでやるのもアリですが、あまりやりすぎないのが上品に仕上げるコツだと思います(色と色の落差を小さくするのも効果的です)。
その後、木甲板部をマスキングして軍艦色2を吹きつけ、さらに喫水線部分を1mmほど残してマスクし、艦底色を吹きつけます。ここまでマスキング98%に塗装2%ぐらいの力配分です。
全体塗装ができたら、いつもどおり油彩のローアンバーをユルユルに溶いて全体に塗布し、綿棒を使ってふき取っていきます(当然ですが、この時点では、各種機銃、デリック、ダビット、後檣、旗竿など破損しそうなパーツは未接着です)。綿棒は汚れたらすぐ交換するようにしますので、戦艦一隻塗りあがるころには50本くらいは使っていると思います。
基本的には綿棒にシンナーを含ませず、油彩の伸びの良さを使って調子をつけながらふき取りますが、ブルワークのエッジなど、ピシッと出したいところは、綿棒にライターオイルを少量含ませ、ピンポイントでなぞるようにふき取ります。
ちなみに、ウォッシング用の溶剤はこれまでジッポーのライター用を使ってきましたが、前のが切れたため買いなおしたら主成分が変更されていました。100円ショップで売っているものが代用になると聞いたので、今回からそっちに変更しています(成分表に「石油精製ナフサ」等と書いてあれば使えます)。




ということで、一応完成です。
搭載機関係はそのうちまとめて作ることがあればそのときに。また、旗関係はキット同梱のシールがあまりに分厚いので、これも適当なものが入手でき次第、後日装備とします。
全体的な感想としては、やっぱり作業量が多く、重巡にくらべて工数が倍くらいかかりますね(特に窓枠とクロスツリー)。あと、地味に舷外電路の総延長が長く、プラストラクトの0.3mm角棒がかなり必要になります(ちなみに、エバーグリーンの0.5×0.25mm角棒だと舷窓のモールドに一部かかってしまうのと、舷側バルジの傾斜面に貼りつけた際のバランスが良くないので、プラパーツではプラストラクトの0.3mm角がベターだと思います)。そんなわけで買い置きのエッチングメッシュと0.3mm角棒をかなり消費してしまいました。
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